【妻は投資に無関心】でもOK!夫婦で1800万円のNISAをフル活用する方法
妻が投資に興味を持ってくれない。それでもFIREは目指せる?
「FIRE(経済的自立・早期リタイア)を目指したいけど、うちの妻は投資にまったく興味がない……」
そんな悩みを持つ人は少なくないはずです。実際、我が家もそうでした。
でも諦めるのはまだ早い。妻が投資に無関心でも、夫婦で非課税のNISA枠をフルに使うことは可能なんです。
本記事では、実際に私たち夫婦がやっている「安全で合法なNISAの運用協力体制」について、具体的にご紹介します。
夫婦で使えば最大3,600万円の非課税枠
2024年からの新NISA制度では、1人あたりの非課税投資枠は最大1,800万円。
そのうち年間投資可能額は最大360万円(成長投資枠240万円+つみたて投資枠120万円)です。
つまり、夫婦2人なら、非課税枠は年間720万円/生涯3,600万円という強力な制度に。
これは資産形成において、「使わない手はない」レベルの強みです。
我が家の事例|投資に無関心な妻と進めるNISA戦略
我が家の妻は、投資に対して非常に消極的でした。
「株って怖くない?」「証券口座とか面倒そう」……
そこで私は、一緒に制度を理解し、必要な操作だけ代行するという形でNISAを活用する方法を提案しました。
ポイントは「勝手にやらないこと」。必ず事前に説明・同意を得ることが大切です。
実際の手順は以下の通りです:
- ① 妻名義でNISA口座を開設:楽天証券で本人確認書類をもとに開設。妻と一緒に手続きを行いました。
- ② 年間100万円を家庭内贈与:夫の口座から妻の銀行口座に毎年1回100万円を振込。振込記録を残しています。
- ③ 積立設定は夫が代行:妻の了解のもと、証券口座の積立設定を私(夫)が代行。内容も都度報告しています。
このように、「名義人本人の意思」に基づいて操作を手伝うという形であれば、法律上・税務上も問題なく安全に運用できます。
家庭内贈与の注意点|税務署対策も抜かりなく
「夫から妻へ資金を移す」と聞くと、贈与税が気になるかもしれません。
実は、贈与税は年間110万円までは非課税です。
我が家ではこのルールに則り、毎年100万円を妻の銀行口座に振込んでいます。
その際には振込明細やエクセルで日付・金額・目的(NISA資金)をメモして管理。
税務調査があった場合にも、「名義人の資金」であることを証明できる状態を作っています。
NISAを夫婦で回すことで得られる3つの効果
- ① 資産形成スピードが2倍に
同じインデックス投資でも、非課税枠が2倍になればリターンの伸びも段違い。税金が一切かからないため、複利の効果が最大化されます。 - ② FIRE後の配当収入が非課税に
NISA口座でETFや高配当株を保有すれば、FIRE後のキャッシュフローも非課税で受け取れるというメリットがあります。 - ③ 妻の資産としての安心感
妻の名義で運用することで、将来の安心材料にもなります。
また、夫婦で「一緒に運用している」という心理的な一体感も得られました。
よくある質問と私の回答
- Q. 妻は操作できないけど大丈夫?
→ 問題ありません。我が家は、妻の意思のもとで夫が操作を代行しました。 - Q. 妻が突然「やめたい」と言ったら?
→ 口座の積立停止や売却はいつでも可能。すぐに現金化できる点もNISAの利点です。 - Q. 家庭内での名義管理が面倒じゃない?
→ 一度設定すればあとは自動積立。月1回チェックするだけで十分です。
まとめ|妻が投資に無関心でもFIREは加速できる
妻が投資に無関心でも、正しい手順と配慮をもって進めれば、非課税枠を最大限に活用できます。
そしてそれは、FIRE達成のスピードを大きく早めてくれるのです。
大切なのは、「勝手にやらない」こと。
配偶者の同意と協力を得て、「家庭の仕組み」として運用することで、リスクなくメリットを享受できます。