【初心者向け】FIRE用語辞典|ジャンル別にやさしく解説!投資とお金の言葉が10分でわかる
「FIREって最近よく聞くけど、結局どういう意味?」
「インデックス?CF?減価償却?カタカナ多すぎてもうわからん…」
そんなあなたへ。
このページでは、FIREを目指す上で最低限知っておくべき言葉をジャンルごとに解説します。
すべて読み終えるころには、「FIRE用語で迷わない人」になれます。
実際に私もこの用語群を理解したことで、FIREへの道筋がはっきり見えるようになりました。
🔹【FIRE基本編】FIREとは?どんなスタイルがあるの?
用語 | 解説 |
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FIRE | 「Financial Independence, Retire Early」の略。資産から生活費を賄える状態になり、早期リタイアを実現する生き方。目標は「自由な時間」。 |
Lean FIRE | 生活費を極限まで抑えて早期リタイアを目指すスタイル。支出月10〜15万円でもFIRE可能とされ、ミニマリストとの相性がよい。 |
Fat FIRE | 生活水準を落とさずにリタイアするタイプ。資産1億円以上の人も多く、豊かさと自由の両立を目指す。 |
Barista FIRE | 部分的にリタイアしつつ、バイトや副業などでゆるく働くスタイル。米国ではカフェ勤務が典型だったことからこの名がある。 |
Coast FIRE | 若いうちに資産を築き、その後は資産運用だけで老後FIREできる状態に。途中からはフルタイム勤務をやめる人も。 |
キャッシュフロー(CF) | 毎月の「収入−支出」で生まれるお金の流れ。FIREでは資産額よりもこの毎月CFが重要。例:月100万円CFでFIRE達成など。 |
セミリタイア | 正社員をやめてフリーランスやパートなど、働き方の自由度を高める中間形。FIRE手前の現実的ステップとして人気。 |
手取り | 税金・社会保険料を引いた「実際に使えるお金」。FIREを考えるなら、年収ではなく手取りで生活費を計算すべき。 |
🔹【株式投資編】FIREとインデックス投資の関係を理解しよう
用語 | 解説 |
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インデックス投資 | S&P500やオルカン(全世界株)など、株式市場の平均に連動する投資法。手間も少なく、初心者に人気。 |
ETF(上場投資信託) | 株のように市場で売買できるインデックス投資商品。米国ETF(VTI、VOOなど)は配当も得られるため、FIRE後のCF源として有力。 |
NISA | 運用益や配当が非課税になる日本の制度。2024年からの新NISAでは、つみたて投資枠+成長投資枠で最大年間360万円の非課税投資が可能。 |
複利 | 運用益を再投資することで、元本+利息にさらに利息がつく効果。投資は「時間を味方につける」ほど強力になる。 |
ドルコスト平均法 | 一定額を定期的に投資する手法。価格が高いときは少なく、安いときは多く買えるため、平均取得単価が平準化される。初心者におすすめ。 |
🔹【不動産投資編】インカムと節税でFIREを加速させる
用語 | 解説 |
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不動産投資 | マンションやアパートを購入し、家賃収入を得る投資。毎月のキャッシュフローを生み出す「収入源としての資産」としてFIRE勢に人気。 |
表面利回り | 「年間家賃収入 ÷ 物件価格 × 100」で算出される簡易指標。経費や空室リスクを含まないため、参考値程度に考える。 |
実質利回り | 「家賃収入−経費」÷「購入価格」。こちらが本来重要。購入検討時や金融機関への資料ではこちらを重視。 |
減価償却 | 建物や設備の価値を年ごとに分割して経費として計上できる制度。法人化するとこの経費を活かして節税が可能。 |
法人設立 | 不動産投資を個人名義から法人名義にすることで、節税・経費計上・信用力UPが見込める。2棟目以降で活用する人が多い。 |
🔹【制度・税金編】ルールを知れば税金を減らせる
用語 | 解説 |
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年金(国民/厚生) | FIRE後の生活に必ず関わる制度。繰上げ・繰下げ受給や、FIRE後の任意加入がテーマになる。 |
住民税非課税世帯 | 年間所得が一定以下の場合、住民税が非課税に。医療費控除・児童手当・高校授業料支援などの受給条件になることも。 |
所得控除 | 医療費控除、ふるさと納税、扶養控除など。FIRE後は収入が不安定になりがちなので、こうした控除の理解が重要。 |
確定申告 | 配当、不動産所得、副業収入などを申告する必要あり。FIRE後も避けて通れない年1回のイベント。 |
税理士/FP | 自分で手が回らなくなったらプロに任せる選択肢もあり。費用対効果を考えて「相談できる人」を作っておくと安心。 |
🔹【家計・生活管理編】FIREは収入だけでなく「支出管理」も重要
用語 | 解説 |
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支出最適化 | 支出を「減らす」だけでなく、価値のある出費に絞るという考え方。保険・通信費・家賃などの固定費見直しが効果大。 |
マネーフォワード | 家計簿アプリ。銀行・証券・クレカを自動連携し、毎月の収支や資産推移を見える化できる。FIRE計画の可視化に最適。 |
サイドFIRE | 本業の負担を減らし、副業や自営業を組み合わせて生活するスタイル。完全FIREを目指す前の段階として人気。 |
ライフプラン | 結婚・出産・住宅購入・教育費・老後資金など、人生のイベントにかかるお金を時系列で整理し、必要な資金と対策を可視化する計画表。収入・支出・資産運用の推移を一覧で把握でき、FIREのような早期リタイアを目指す人にとっても必須の設計図。 |
🔸 よくある誤解と注意点
- 「FIRE=完全無職」ではない: 実際は、多くの人がゆるく働き続けています。
- 「年収1000万ないと無理」ではない: 支出と戦略次第で可能です。
- 「投信だけでFIRE」は現実的ではない: キャッシュフローが出ないため不動産等が必要。
- 「節税=ズル」ではない: 法律に基づいた制度活用です。
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🔸 まとめ
FIREは特別な人の夢ではなく、正しい知識と戦略があれば誰でも挑戦できるライフデザインです。
この用語辞典が、あなたの第一歩になれば幸いです。